賃貸住宅に入居するときには、自身で家具をそろえる必要がありますが、選び方にはポイントがあります。
家具を購入したものの、うまく部屋に収まらなかった、イメージと違ったといった失敗がないように、選び方を知っておきましょう。
今回は、賃貸に家具を入れるための採寸のコツや、テイストを重視した選び方、配置の考え方などを解説します。
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賃貸物件での家具の選び方に失敗しない基本は、採寸をきちんとおこなうことです。
まずは採寸時にあると便利なもの、採寸しておくべき箇所などをご紹介します。
採寸のタイミング
そもそも部屋の採寸をいつするのかですが、基本的には内見の際にある程度部屋のサイズを測っておくと、部屋選びの参考になるのでおすすめです。
内見以外で採寸したい場合には、入居審査に通ったあとなら認められることが多いようです。
採寸時にあると便利なもの
入居を希望する賃貸物件を採寸するには、以下を持っていくと便利です。
スケール
部屋の採寸をするのに必須です。
3~5m程度のものを用意しておくのがおすすめです。
部屋の見取り図
測った寸法を書き込むための見取り図も必要です。
内覧時に不動産会社からもらった見取り図を持っていきましょう。
筆記用具
2~3色が1本になったボールペンが書き分けに便利です。
スマートフォンもしくはカメラ
写真を撮っておけば、あとで見返したりほかの物件と比較したりが簡単です。
賃貸に入れる家具を選ぶ前に必ず採寸しておきたい箇所
賃貸の家具を選ぶ前に、以下の4箇所は必ず採寸しておきましょう。
部屋ごとのサイズ
まずは各部屋のサイズを測りましょう。
家具を入れるのに重要になる入り口の幅と高さのほか、天井までの高さも採寸します。
とくにマンションは室内に構造上の柱が不規則に飛び出していることが多いので、きちんと測っておきましょう。
玄関ドア・廊下・通路・エレベーターなどのサイズ
玄関ドアや廊下の幅も、搬入できる家具を決める重要な要素です。
アパートやマンションなど集合住宅の場合は、同様の理由で通路やエレベーターのサイズも採寸しておきます。
万一引越し当日に搬入できないとなった場合、吊り上げて荷入れすることになり別途費用がかかる可能性があります。
押し入れやクローゼットの開口部分のサイズと内寸
押し入れやクローゼットについても、開口部分と内寸を測ります。
押し入れに入れるボックスのサイズがわずか数センチあわないだけで、扉が閉まらないこともあり得ます。
窓のサイズ
カーテンは窓の幅と高さにあわせたものを用意するため、しっかりと採寸します。
とくに手持ちのカーテンを持っていく、新居にあわせてオーダーするといった場合には、カーテンレールの位置から採寸しておくといいでしょう。
引越し前にチェックしておくべきポイント
採寸とあわせ、以下についてもチェックしておきましょう。
コンセントの位置
賃貸する部屋のどの位置に、いくつのコンセントがあるかを調べて見取り図に記入しておきます。
コンセントの位置と数によって、家具と家電の配置を決める必要があるためです。
テレビのアンテナ端子の位置
テレビのアンテナ端子についても、どの部屋のどこにあるのかを見取り図に書き込んでおきましょう。
照明のコンセントの形
照明を取りつけるコンセントは、いくつか種類があります。
コンセントの形状にあった照明を選ばないと、せっかく購入しても使用できないことがあるため気をつけましょう。
賃貸での家具の選び方に成功するにはテイストを合わせることがポイント
賃貸で使う家具の選び方は、家全体でテイストを合わせるのが基本です。
「あのデザインがいい」「この色が好き」と気分だけで選んでしまうと、ひとつひとつはいい品でも部屋全体としての統一感がなくなります。
ここでは家具の選び方で成功するための、テイストのあわせ方をご紹介します。
地域でテイストを合わせる
気候や風土、文化によって、世界の地域ごとに独特のテイストがあります。
自分が好きな地域のテイストを選ぶのは、家具の選び方に成功する方法のひとつです。
アメリカンテイスト
アメリカンとひと口にいっても、ポップ、ヴィンテージ、インダストリアルといろいろなテイストがあるのが特徴です。
アメリカンヴィンテージなら、革張りのインテリアを使うと重厚感のある部屋作りを楽しめます。
青や白を基調とした家具を選べば、西海岸風のアメリカンテイストを演出できます。
北欧テイスト
北欧テイストで統一するなら、白を基調とした直線的なデザインの家具を選びます。
ところどころにカラフルな差し色を入れるとおしゃれです。
南欧テイスト
南欧テイストを意識するなら、白い内装に暖かみのある天然木の家具をあわせるのが基本です。
家具とあわせて天然木の雑貨をたっぷり取り入れることで、優しい印象の南欧テイストのお部屋が完成します。
アジアンテイスト
東南アジアにあるタイやバリ島、インドネシアなどの家具を選ぶとアジアンテイストのお部屋になります。
ラタンやバンブーといった、アジアの自然素材を使用した、手仕事の風合いを活かした家具を中心に選ぶといいでしょう。
スタイルでテイストを合わせる
具体的に地域をイメージできなくても、スタイルをあわせるだけでもお部屋のテイストを統一できます。
シンプルスタイル
シンプルスタイルは、飾り気や無駄がない簡素なスタイルを指します。
部屋で使う色をできるだけ少なくして統一する、デザインがすっきりした家具を選ぶのがポイントです。
デコラティブスタイル
シンプルの反対にあるのがデコラティブスタイルです。
豪華な装飾がついた家具を選ぶことで、華々しい雰囲気のお部屋に仕上がります。
カントリースタイル
カントリースタイルは、どこか素朴でのどかな雰囲気を感じるお部屋を指します。
無垢材の家具を選び、自然素材のファブリックを多めに使うといいでしょう。
賃貸での家具の選び方は配置もあわせて考えることが重要
賃貸のお部屋に置く家具の選び方は、配置もあわせて考えることが失敗を防ぐコツになります。
動線から配置を考える
賃貸に置く家具の配置を決めるときに大切なのは、動線を考えることです。
配置した家具によって人がスムーズに動けないようでは、いくら素敵な家具をそろえても心地よい生活を送れません。
不要な家具はできるだけ置かないようにして、家族がすれ違っても困らない程度のゆったりとしたスペースを確保することが基本です。
視覚を意識する
賃貸に置く家具の配置を考えるときには、視覚を意識することもポイントです。
家具は高さがあると視界を圧迫して部屋が狭く見えるので、背の低いものを選ぶといいでしょう。
具体的には、イスやソファーに座ったときに、目線より高い家具がないと部屋が広く見えるうえ、開放感を得られます。
家具は1箇所にまとめて配置する
部屋に家具が少ないと殺風景な印象になりますが、多すぎるのもゴチャゴチャして乱雑に見えてしまいます。
同じ数の家具を部屋に配置するにしても、部屋全体にちりばめるより、1箇所にまとめるほうが、部屋がすっきりと広く見えます。
一般的には部屋に対する家具の占有率は、3分の1が理想とされているので、家具の選び方の参考にしてみてくださいね。
まとめ
賃貸に置く家具の失敗のない選び方の基本は、採寸をきちんとしておくこと、テイストを決めて家具に統一感を持たせることです。
しかし漠然と採寸にいっても、「あそこのサイズが必要だった!」といった事態になりかねません。
今回ご紹介した記事を参考に、ポイントを押さえて採寸し、失敗のない家具選びをしてくださいね。
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