一人暮らしをしようとする時、借りる家はマンションやアパートなどの「集合住宅」という思い込みがありませんか?
世間には、念願の一戸建てを建てたものの、転勤などやむを得ない事情によって持ち家を賃貸に出す人という人が一定数います。
そのため、一人暮らしでもそのような賃貸の一戸建てに住むことは可能です。
賃貸で一戸建てに住むメリットやデメリット、向いている人について解説します。
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広い・部屋数がある
一戸建ての最大のメリットは、なんといっても使える空間が広いということです。
ワンルームや1LDKのアパート・マンションと比較すると部屋数も多く、収納量も大きいため、広さがほしい人や荷物の多い人にとってはメリットが大きいでしょう。
採光がとりやすく、換気がしやすい
アパートやマンションの場合、角住戸でない限り開口部は玄関側とバルコニー側の2箇所に制限されます。
そのため、換気をしたくても窓が1箇所しかなく、うまく空気が流れないこともあります。
また、採光や通風の面で角住戸を希望しても、中住戸と比較すると家賃が高くなります。
一戸建ての場合は4方向に窓があることも多く、換気や採光の面で集合住宅よりも優れています。
楽器の演奏ができる
マンションなどの集合住宅では、管理規約などで楽器の演奏が禁止されていたり、時間制限があったりします。
一戸建てであれば、そのようなルールがないため、大家さんとの契約で問題がなければ楽器の演奏がしやすいというメリットがあります。
ペットが飼える
最近はペットが飼えるマンションも増えてきましたが、条件を詳しくみていくと、犬と猫に限られていたり、サイズや頭数などに細かい規定があったりする場合が大半です。
また、廊下などの共用部分を歩かせてはいけない、日中も窓を閉めるなどの細かいルールが定められています。
一戸建てであれば、動物のサイズや種類などに制限はなく、ルールは大家さんとの契約次第となります。
ペットに関して比較的自由度が高いのが魅力です。
騒音トラブルが少ない
集合住宅では、生活音などの騒音トラブルが発生しやすくなります。
壁や天井を隔てた上下左右に他人が住んでいる環境では、上の階の足音、給排水の音などの「衝撃音」(重量衝撃音・軽量衝撃音)が直接壁や天井を振動させて聞こえてきます。
くわえて、話し声やテレビの音声などの「空気伝播音」も、壁や窓ガラスを振動させ伝播します。
そのため、集合住宅では洗濯機や掃除機を使う時間や、夜間のステレオ音量などに気を使う必要があります。
一戸建てであれば、隣人と壁を共有していないため衝撃音が伝わりにくく、距離も保たれているので騒音トラブルが発生しにくいのです。
隣人の生活音が気になるということも少なく、自分も家電を使う時間などを特に気遣う必要がありません。
また、常識の範囲内の音量であれば、テレビやステレオの音量を気にする必要もないのです。
駐車場代が無料
集合住宅の場合、住戸数分の駐車場が設けられていなかったり、駐車場代が高いという問題があります。
さらに、部屋から駐車場まで距離があったり、機械の操作が必要になったりします。
一戸建てであれば家の横に駐車場があり、使用料も無料ということが多いでしょう。
車を使うことが多い人にとっては、メリットが大きいと言えます。
管理規約のように細かいルールがない
マンションなどの集合住宅では、トラブルを未然に防ぐために細かいルールが定められています。
その範囲は、楽器の演奏やペットの飼育だけでなく、駐車場や駐輪場など共用部の利用、ゴミ出しについてなど多岐に渡ります。
一戸建てであれば、そのような細かいルールに縛られることはありません。
一人暮らしで賃貸一戸建てに住むデメリット
草むしりなどのメンテナンスが大変
庭のある一戸建ての場合、驚くほど雑草が生えてきます。
また、マンションのように管理人さんが家の周りを掃除してくれることはありません。
そのため、賃貸であっても家の周りの掃除や定期的な草むしりなどのメンテナンスが必要になります。
家賃が高い
一戸建ては集合住宅と比べて使用できる空間が広い分、同じエリア・築年数であれば集合住宅よりも家賃が高くなる傾向にあります。
ただし、㎡あたりに換算すると割安であることも多いため、一概に家賃だけで比較することはできません。
水道光熱費が高くなる
木造の一戸建ての場合、マンションなどの鉄筋コンクリート造の建物と比べると断熱性に劣るため冷暖房費が高くなります。
また、部屋数が多ければ電気代が高くなり、お風呂などのサイズが大きいと水道使用料も高くなることがあり、全体的に光熱費は高くなるでしょう。
防犯性が低い
一戸建ての場合、マンションの共用玄関にあるようなオートロック機能はありません。
また、地面から近い位置に窓が多く、その分空き巣にとっては侵入経路が多いということになります。
そのため、防犯性の面では注意が必要でしょう。
セキュリティ会社と契約するという解決策もありますが、1階の窓に格子のある物件を選ぶ、ドアの開閉記録が残るスマートロックを取り付けるという方法もあります。
近所付き合いがある
一人暮らし向けのアパートやマンションの場合、町内会への入会が免除されていることも多いのですが、一戸建ての場合は加入が求められることが多くなります。
町内会では、防災訓練や町内掃除などの当番が回ってくることもあります。
期限が限られている場合がある
賃貸の一戸建ての大家さんは一般個人であることが多く、転勤などの事情によって住めない期間を限定して貸し出している「定期借家契約」が多くなります。
あらかじめ借りられる期間が限られているため、期限を過ぎると退去しなくてはなりません。
駅から遠い場合がある
一戸建ての場合、物件にもよりますが集合住宅と比べると駅から離れていることが多くなります。
駅近や利便性を重視する人にとってはデメリットになるでしょう。
築年数が古いと耐震性能が低い可能性がある
不動産業界では、建築基準法の耐震基準が改正された1981年以前に建てられた建物のことを「旧耐震基準」と言います。
適正な耐震補強工事が施されていれば問題ないのですが、築年数の古い木造住宅の場合、耐震工事が行われていない可能性もあります。
契約の前には、建築年と修繕の履歴などについて確認するとよいでしょう。
賃貸一戸建ての一人暮らしに向いている人とは?
集合住宅のルールが窮屈に感じる人
複数の人が暮らす集合住宅では、トラブルを未然に防ぐためにさまざまなルールが設けられています。
そのようなルールを窮屈に感じる人は、一人暮らしであっても一戸建ての方が向いているかもしれません。
車を所有している人
車を所有している人にとっては、月々の経費は家賃+駐車場代となります。
駐車場代が無料の賃貸一戸建てであれば、トータルの費用が安くなることもあるでしょう。
また、家の横に駐車場があることで、重い荷物の運搬が格段に楽になります。
一人暮らしでも、車の使用頻度が高い人は一戸建ての方が快適かもしれません。
大きなペット/複数のペットを飼いたい人
集合住宅の場合、ペット飼育可の物件であってもサイズや頭数に制限があることが多くなります。
一戸建ての場合は大家さんとの話し合いで柔軟にルールが決められるので、サイズ規定や頭数制限に引っかかりやすい人は一戸建てが向いているでしょう。
メンテナンスや管理が苦にならない人
一戸建ての場合、庭の草むしりや家の周りの掃除などのメンテナンスは必須です。
ゴミ出しについても、カラスや猫に荒らされた場合は自分で掃除しなければなりません。
そのような管理が苦にならないという人は、賃貸一戸建てに向いているでしょう。
友人が多い人
一戸建ては使用できるスペースが広いため、友人を呼びやすくなります。
一人暮らしであっても、定期的に友人と集まる機会の多い人にとっては、スペースの広い一戸建てはおすすめです。
まとめ
駐車場代、ペット、騒音問題など、集合住宅のルールに息苦しさを感じる人にとっては、メリットの大きい賃貸一戸建て。
一方、セキュリティ面や利便性の面ではデメリットもあります。
集合住宅と一戸建てではかなり住み心地が異なるため、一人暮らしだからと諦めていた人は一度検討してみてはいかがでしょうか?
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